とある性別違和の記録

自分の性別に違和を感じたわたしが、性同一性障害の診断を経て戸籍変更に至るまでを綴ります

性別適合手術・退院後3か月検診

ブログの更新がすっかり間が空いてしまいました。その間、特筆すべきことがなかった……わけでもありませんが、後述します。

さて、前回の1か月検診の際に予約した3か月目の検診が、3/14にありました。

 

検診の話の前に

実は今年の2月にこんなことがありました。MtFが男に捨てられた話|名古屋 よしえ|note

退院前の指導で、性生活については医師、パートナーと相談の上開始することとなっていて、記事中にも書いたとおり、本当ならこの3か月検診で相談するつもりだったのですけれど、結果としてフライングする形になってしまいました。

事後報告となってしまいますが、そのことを百澤先生にお話しして問題がなかったかを確認しなければなりません。また、場合によっては性器に傷があったりということもありえますので、いずれにせよちゃんとお話をしようと思いました。

その他、今回は下記の相談をしようとあらかじめ考えておきました。

  • 性器の形状は問題ないか
  • FFSを受けることを検討しているが、どのようにすればよいか

性器については、以前から気になっていたことがあって、クリトリス部分が普通の女性のそれより大きいのではというのが気にかかっていました。場合によっては再手術の相談もしなければなりません。

また、FFS(顔面女性化手術)については以前から検討していまして、山梨大学医学部附属病院ではやっていないが紹介するという旨がWebサイトに書かれていたので、これを聞いてみようと思っておりました。

 

診察

以上のようなことを考えながら待合室で待っていました。今回は順調に、予定時刻より前倒しで呼び出しがかかります。

まず問診で、お小水の出方について確認を受けました。前回の記事で書き漏らしましたが、1か月検診の際に同じことを尋ねられ、おしりの方に回って出ていると答えたのですが、今はきちんと前にまっすぐ出ています。それで問題なかったようで、腫れが引いてきたからきちんと前に出るようになったのだろうとのことでした。

また、ダイレーションについても質問されました。2月半ば頃から1つダイレーターのサイズを上げて、上から2番めの太さのもので、1日2回30分ずつ行っているとお話ししたところ、もうそこまで入るようになったんだね、とのお答え。

次いで、診察台で触診です。形状その他問題ないようでしたが、奥の方まで指を入れられて得心がいかない顔をされて、もうお一人の先生にも触ってみるよう促されます。

と、いきなり奥を渾身の力で痛くなるほど押されました。思わず悲鳴が口から漏れます。

「これ、まだ奥まで拡がるね」と言われました。

ちょっと意外でした。前回の検診で深さはこれ以上いかないというお話でしたし、自分でもダイレーションの手応えでここまでかな、と思っていたのですが……

診察台を降りて続きを伺いました。

「1段細いダイレーターを使ったほうがいい、それでまだ奥に深くなるはず。まだ太いのは使わなくていい」

なるほど、これは朗報です。深さが増すならありがたいです。早速帰ってやってみることにします。

 

それはそれとして、確認したい件を伺ってみました。

まず性行為について。

これはもう3か月経っているのでしても問題ないということでした。パートナーの性器の形状に合わせてダイレーターの太さを変えれば良いとのこと。そのパートナーがもういないんです、とは言えず……

次いで形状について。

小陰唇が尿道口と膣口の間に入るようになっていて、膣が小陰唇の外にあるような形になっている。これは術式の都合上どうしてもそうなるが、おかしいといえばおかしいので、気になるのであれば再手術をするのでも良い、とのことでした。

一方、わたしが気にしていたクリトリスについては、確かに大きいが、それくらい大きな女性もいないわけではない、小さく作ると壊死の可能性が高くなるのでどうしても大きくなる。再手術で小さくすることはもちろん可能、とのお話。

いずれにせよ、次の検診で検討しましょうとなりました。

最後にFFSについて。こちらは執刀してくださる先生をご紹介いただけるということで、百澤先生にメールを送って、改めてご紹介いただくことに。杏林大学で受けることになるようです。

 

次回の検診を6/20に受ける予約をして、この日は終わりです。特に問題がなければ、次で診察はおしまい、だそうです。

 

ところで、診察中に出たダイレーションの件ですが、これは別記事に改めて書き起こそうと思います。乞うご期待。