とある性別違和の記録

自分の性別に違和を感じたわたしが、性同一性障害の診断を経て戸籍変更に至るまでを綴ります

はじめに

このブログは、性同一性障害(いずれ性別違和もしくは性別不合という診断名に変わると思われますが、少なくとも現時点ではこの診断名が使われています)の診断を受けたわたしが、名前の変更や性別適合手術、性別変更を経てどのように変わっていくかを記録として残すために始めました。

自己紹介

MtFです。戸籍上は(これを書いてる2021年11月末の時点では)まだ男です。

2018年8月にホルモン摂取を始めました。この時はまだXの自認でした。

その後、職場やSNSで繋がった知人友人にカムアウトしてから、自認に変化がありました。

2019年1月からジェンダークリニックに通い始め、同年2月からはフルタイムで女性として暮らすようになりました。

2020年9月に戸籍上の名前を変更しました。

ちなみに「名古屋に住んでるよしえさん」とよく勘違いされますが、「名古屋」は姓です。

ブログの方針

このブログでは、自分を「性別違和を持つ者」と規定し、表現します。

普段は分かりやすさを優先して、LGBTのTすなわちトランスジェンダーと名乗ることが多いですが、この「トランスジェンダー」という呼称は多様な意味を持つとされるため、意図しない捉え方をされるのを避けるため、ここでは敢えて「性別違和」という呼称を使います。

ただし話の流れで「トランスジェンダー」もしくは単に「トランス」と書くケースがあり得ますが、その場合も「性別違和を持つ者」という意味合いで捉えてください。また、「性別違和」ではなく「性同一性障害」と書くこともあるかと思いますが、少なくともこのブログにおいては同じことを意味します。

想定する読者

このブログの読者として想定しているのは、わたしと同じく性別違和を持つ方、あるいはその関係者、または自分がそうではないかと考えている未診断者、もしくは性別違和に関心のある方のいずれかです。

一般的でない用語やこの分野に限って使われる語句の用法を用いることがありますが、それについては逐一説明しません。わたしが書いていることを説明なく理解できる方向けの記事となりますので、ご了承ください。

なお、わたしは当事者ではありますが専門家ではないので、間違った言葉の使い方をしたり、専門用語の意味を取り違えたまま使ったりする可能性があります。そういったものを見つけた場合はご指摘いただければ幸いです。

記録を残す目的

このブログでは、私の体験に基づく事実を書き残しておき、同じ道を進まれる方が参考できるような情報源として使われることを目的としています。

また界隈で語られている情報についても、それが自分の経験していないことであっても情報源が確かだと判断できることであれば、伝聞であることを明示した上で記録する可能性があります。

ただしあくまで経験ベースでの記録になるため、私が誤って受け取った情報を誤りを含んだまま記述する可能性があります。そのような誤りを見つけたらお知らせください。

より正確な情報が残せるよう、留意いたします。

その他

堅苦しく書いているようですが、実際は気楽に行きます。

もう一つ記事のないブログがあったりしますがお気になさらず。