とある性別違和の記録

自分の性別に違和を感じたわたしが、性同一性障害の診断を経て戸籍変更に至るまでを綴ります

性別適合手術・入院9日目

9日目ということは、SRSからまるっと1週間が過ぎましたね。そろそろ手術の成果がどんなだったか確認したいところです。

 

ご対面

ということで、昨日できなかった膣洗浄の指導の続きがありまして、まずはその前に鏡で自分の股間と対面しました。

が。正直良く分からん。

ああなるほど、ここがこうであそこがああなってるんだなというのは理解できますけど、全体的にバランスがおかしいというか。

まだ腫れ上がってて形が変なんですよね。落ち着いてくればまた見た目も変わりましょうが。

それにその、わたし、女性のそれがどんなだったかそろそろあやふやでして……

どっちにしろ、腫れが引いた時のことを楽しみにしておきます。見比べさせてくれる相手を募集しないと(え)。

 

膣洗浄

わたしが山梨大学医学部附属病院でのSRSが決まってから一番参照させていただいたブログ

山梨大学医学部附属病院でのSRS体験談(2020年度版)

によると、病院での膣洗浄指導で使われるのはネラトンカテーテルとシリンジとのことでしたが、どうやら1年ちょっとのうちにプロセスに変更があったようで、こちら、プチシャワー・セペを使うことになったようです。

ローソン(病院内の売店)にも売ってるから、買ってきて、と言われたので後で買いに行くのですが、それについては後述。

まずはベッドの上で洗浄しましょうということで、ネラトンカテーテルでの洗浄です。

なお、この時とばかりにわたしは先術のブログで学んだ知識を元に防水レジャーシートと吸水パッドを取り出しまして、用意の良さに感心されました(ゆーきさんのおかげです。ありがとうございます)。

 

さて、二人の看護師さんに股間を見つめられながらああでもないこうでもないとカテーテルで探り探りされるという恥辱プレイ(歴とした医療行為だからそういう事言わない)に耐えつつ、更には「ここかなあ」「あ、あの、そこ多分尿道です……」みたいなコメディ展開(実話です)もやりつつ、ようやく膣洗浄完了。

腫れててどこに何があるのかよく分からないらしいです。たしかにその点、プチシャワーなら早々変なところには構造上入らないはずなので、こっちが採用された理由もなんとなく伺えますね。

今後ダイレーション後に必ず洗浄を行うことになるので、ちゃんと覚えておかなくては。

 

はじめてのおつかい

ということで、まずはプチシャワー・セペを買わなければ。

夕食後、院内の売店(なんと24時間営業)であるローソンに行きました。入院後病棟から出るのが初めてなので、そもそもどうやって出入りすればいいか分からず、看護師さんに聞いて(そこから?)みたいな反応が帰ってきてしまいました。

 

ローソンの場所自体は何度も前を通ったから分かります。なにせこの山梨大学医学部附属病院というところ、建て増しの関係かものすごく複雑な繋がり方をしているので、院内を歩き回る時「ローソンの前を通って」とか「ローソンの手前で右に折れて」みたいに目印として使われるので。ただその、ものすごく複雑な繋がり方のせいで、帰りちゃんと帰れるのか少々不安になるのですが……

 

まあ当たって砕けろです。消灯前で灯りがあるとはいえ、あまり人気のない大きな病院を夜に徘徊するのは若干怖いのですけど、とにかく進むと、記憶通りの場所にローソンが(実際はちゃんと案内看板があるのでそんなに迷わないですけど。とはいえ帰りお店を出たところで早速違う通路に入りかけましたが)。

プチシャワープチシャワー……と探していると程なく見つけたので、手にとってレジへ。何故かその手にはワンピース101巻も握られていましたが(だってオペ日が発売日だったんだもん)。

 

店内では3回分一箱で税込み924円でした。何度も買いに来るのは面倒なので3箱購入しました。

標準的な価格だと思いますが、他でなら安く変えることもありますので、買って持ち込むのもありかとは思いますが、将来膣洗浄の方法が変わっていることもあり得ますので、その辺りはご自身でご判断ください。少なくとも事前にこれを買っておいてみたいな説明はないので。

 

部屋に帰ってワンピース読んでいたら更新がこんな時間になってしまいました。時間泥棒ですね……