とある性別違和の記録

自分の性別に違和を感じたわたしが、性同一性障害の診断を経て戸籍変更に至るまでを綴ります

退院後の生活

さて、退院から数日経ったわけですが、少し退院後の生活についてまとめておきます。

 

お仕事は程々に

退院の翌日からお仕事に復帰しました。

もちろん、普通ならちょっと無理だと思います。わたし、システムエンジニアというお仕事をしていまして、業務委託で期間契約であちこちの会社を渡り歩きながらお仕事をしているんですが、たまたま今仕事を頂いているところがリモート環境なため、自宅で働いているんですね。

通勤がないというのがまず大きくて、体に負担がかからないです。それと、キツかったら休憩しながらでいいからというお言葉に甘えて、適度に休みを取ったり、座りっぱなしが辛くなったら立ってお仕事したりと、なるべく楽なように仕事ができているので大変助かります。

そもそも業務委託の身で2週間も休んで復帰させてもらえるのがありがたい話ではあります。

今回の入院で有給休暇を使い切ったので、今休むと欠勤扱いになってしまい給与が減ってしまうので、割と必死で働いてます。もうすぐ正月休みなのが救いです。

もうすっかり日常生活に戻ってしまいましたが、まあなんとかやっていけそう、ではあります。

 

ダイレーションと洗浄の日々

退院後もダイレーションと洗浄はずっと続きます。

上に書いたとおりすっかり日常に戻っているので、これまでなかったダイレーションと洗浄を日課に組み込まなければなりません。

とはいえ、せいぜい今まで通勤がないのをいいことに惰眠を貪っていたところを少し早く起きるようにしたり、遅くまで寝ていられるからと夜ふかししてたのを早く寝るようになったりと、割と普通に健康な生活を贈るようにシフトしただけなんですけど。

唯一の誤算は、寒いので布団から出たくない、という欲求とダイレーションがストレートにぶつかってしまうことですかね。もうちょっと暖かい季節だったら良かったんですけど。

 

ダイレーションは始めてしまえばあまり苦にはならないので、苦手な人に比べると恵まれているかもしれません。ただ、深さが頭打ちになったようで、もしかしてわたしの膣はあまり深くないのではというのが目下の悩みのタネ。今度通院した時にその辺聞いてみたいと思います。

 

膣洗浄については、プチシャワー・セペがコスト高だなと思い、早くも他のグッズがないか探してみました。

結果、下記のような商品に辿り着いたので、早速購入。

実際に使ってみると、確かに使いやすいです。

使い捨てのプチシャワー・セペと違い、器具の清潔を保つ必要がありますけど、割とそこは些細な問題で。実はですね、プチシャワー・セペはコストの問題以外に、この季節冷たいんですよね……膣から流れ出る水でお尻が冷えるという。それについては、温めてから使えばよいというアドバイスもいただきました。実際にそれで問題は解決するのですけど、上の商品のようなポンプ式であればそもそもぬるま湯を入れればよいのでこの点も良いです。

ということで、膣洗浄のQOLも少し上がって快適です。

 

ホルモン

百澤先生からは、退院したらすぐにホルモン療法を再開して良いと言われていました。

手術前1ヶ月はホルモン摂取禁止ということだったので、今のわたしには圧倒的に女性ホルモンが足りていないです。

とはいえ、まだちょっとホルモン注射を受けに外出するのは辛いです。幸い以前使っていた錠剤があるので、これを使うことにしました。2週間分しかないので次も注文して、届くまで間が空いてしまうと思いますが、その間は塗布剤で乗り切ろうと思います。

 

で、久しぶりにホルモンを摂取したわけですけれども、今ひとつ効いている感がなくて少し物足りないです。まあ、今回の手術で睾丸を取り除いて男性ホルモンの分泌量が一気に下がったので、それも相まって効果が感じられないのかもしれませんが、もっとこう、ガツンと女性ホルモン摂ってる感がほしいですね。

 

今後

今のところ外出しなくて済んでいるので、退院後の生活も比較的楽です。

とはいえ、今後はお買い物に行ったり、どうしても観たい映画に出かけたりということをやりながら、更に日常を取り戻していかなければなりません。

またそういったお話も書くつもりです。