とある性別違和の記録

自分の性別に違和を感じたわたしが、性同一性障害の診断を経て戸籍変更に至るまでを綴ります

性別適合手術・退院

退院日でした。

朝ごはん食べたらいよいよ身支度してでていくことになります。

 

そんな中でも

やっぱりダイレーションはしておかないと。

最後の回診が終わってから、おもむろにダイレーション→洗浄のワンセットを。

途中退院の手続きにいらっしゃった看護師さんに一旦帰ってもらって(ごめんなさい)ノルマクリアです。

 

お会計

退院の手続きと言っても、基本的には出ていくだけです。身支度し終わった頃に事務の方が金額が記載されたものを持ってきてくださいました。

しめて1,761,083円。

元々大体160万円くらいと伺っていましたが、それに硬膜外麻酔とモルヒネが加算されてこの金額になりました。あの硬膜外麻酔がなかったら痛みに七転八倒だったことを思えば、むしろこれくらいは問題ないです。

病棟を出て、会計で支払いを済ませて、おしまい。無事退院しました。

あとはひたすら懐かしの我が家へ。

 

改めて

元々わたしはタイでのSRSを検討していました。

それがコロナ禍になり渡航が困難になったことを受け、最初は(ずっと先まで予約が埋まっていると聞いていた)大学病院ではなく、ナグモとかKAZUKIとかで受けることを考えました。

それがある方に紹介を受けたところから始まり、あれよあれよと転がるように山梨大学医学部附属病院でのSRSを受けることになりました。

 

大学病院でのSRSはずっと敷居が高いのではという思い込みがあり、ちょっと身構えていました。それがまず百澤先生との気さくなメールのやり取りで気持ちが解れ、実際に初診、術前検査と通院を重ねるごとに信頼感が増し、いざ入院してみたら先生や看護師さんたちの真摯な対応で、リラックスして手術や術後のケアが受けられました。

また、最初は少し長いかと思っていた2週間の入院も、いざ蓋を開けるともっと長く入院していたかったと思わせるような心地よさがありましたし、回復に要する期間とそんなに長くは休めないという社会人的都合を考えると、長くも短くもない、適切な期間と思われました。

 

手術なので、最終的な判断はきちんと腫れがひいた後、どのような外観に落ち着くかを待たないといけませんが、少なくともここまでの経験から総合的に判断して、もし国内の大学病院でのSRSを検討している方がいらっしゃったら、前向きに推奨したいくらいです。

他の選択肢に比べて情報量が少ないため、国内大学病院でのSRSを勧める声はまだ小さいとは思いますが、私はどんどん推していきたいと思います。

 

最後に、山梨大学医学部附属病院の皆様、お世話になりました!

 

 

あ、このブログはまだまだ続きます!