とある性別違和の記録

自分の性別に違和を感じたわたしが、性同一性障害の診断を経て戸籍変更に至るまでを綴ります

性別適合手術・当日

2021年12月03日、手術当日となりました。

 

浣腸

朝一番に浣腸。

前夜薬を飲んだのもあり、浣腸を受けた時点でお腹が張ってきたのですが、「5〜10分はそのままで」と言われたので我慢して、8分くらい経ったところでトイレに。スッキリです。

 

着替え

8時20分くらいに迎えに来るので、それまでに術衣とT字帯に着替えてくださいとのことでしたが、やることがないのでさっさと着替えます。

あ、そうだ。ロングヘアの人は髪を括るゴムを持っていってくださいね。これはたしかどこにも書いていなかったので用意しておらず、看護師さんにいただきました。

いずれ持参した荷物と実際に必要だった荷物をまとめます。

 

手術室へ

時間が来たらお迎えがくるのであとについて手術室へ。

今わたしが入院している病棟もそうなのですが、手術室も新しくて最新技術の塊に見えました。尤もわたし自身は手術を受けたことがないので印象程度の感想ですけど。

まずは硬膜外麻酔から。

なんとなく痛そうな気がしていたのですけど、全くそんなこともなく、テキパキと進んでいきます。

続いて全身麻酔……ですが、ここで完全に記憶が途切れました。気づくと手術室で目を覚まされていました。

そこから病棟の個室(手術後しばらくは個室でケアを受けます)まで移動して手術は終わり。

本当にあっという間でした。

 

手術後

当たり前ですが、手術を受けた患部は痛いです。それとは別に、病室のエアコン設定温度がやや高めのせいか、汗ばんだ太ももや背中がやたらと痒くて閉口しました。これはちょっと対処の仕様がなさそうですけど。

多分手術が終わったのが15時くらいかと思います。時間を確認する術がなくて体感ですが。そこからしばらくは意識朦朧で、ツイートしたりLINEしたりしないとという焦りを覚えていました。

夜は低残渣食といいつつ割と普通の食事が出たので、術後すぐこんなに食べていいのか、とびっくりしました。もっとも気力が足らず全部は食べられませんでしたが。

 

あと、麻酔科の先生がいらっしゃって、痛みはどうかと尋ねられたので、ここはちゃんと伝えなければと痛いことをお伝えしたら、料金がかかるけど麻薬入りの痛み止めに替えられますが、どうしますか? とのこと。それで痛みが軽くなるならと硬膜外麻酔を交換していただきました。それからは痛みも楽になり、眠れるようになりました。

 

今ダイレーション用の一番細い棒が入りっぱなしなのねなどと想像しつつ、その日はいつの間にか寝ていました。