とある性別違和の記録

自分の性別に違和を感じたわたしが、性同一性障害の診断を経て戸籍変更に至るまでを綴ります

性別適合手術・入院10,11日目

 

週末はイベントが少ないので停滞しがちですが、土日分まとめて。

 

膣洗浄

前日プチシャワー・セペを購入したので、まずこちらを試します。

最初はシャワーを浴びたあとそのまま浴室で。分からなかったら呼んでねと看護師さんに言い残されたので、とりあえずやってみようとググッと入れてみたら……

なんかスルッと入りました

あれですね、どこに先端を入れれば良いか分からないので、探ってるうちに入った感じ。むしろ入ったところが膣と判断したほうが簡単です。そうあちこちに入るものでもないですし。

ただ、なんとなくの感覚ではありますが、ノズル部分はそんなに長くないので、奥まで洗えてるかなあというのが少し気になりました。こればっかりは中が見えないので分かりませんけど。

午後からはトイレで便座に座ってチャレンジ。これは本当に楽。あっという間に洗浄が終わります。

 

日曜日、今度はネラトンカテーテルを使った洗浄も一人でやってみました。

まずはトイレで、看護師さんと一緒に。膣の場所が大体分かったので、割と楽に入っていきます

ネラトンカテーテルは長さがあるので、ちゃんと奥まで洗えてる感がありますね。もちろん見えてないので実際は分かりませんけど。

午後からはシャワーのあと浴室のベンチに座った状態でもチャレンジ。ああ、これは分かりやすい。トイレだと角度の問題で完全に手探りですけど、こちらは少しだけ膣の位置が見えてるので簡単です。ネラトンカテーテルの場合、途中で何度かシリンジに水を継ぎ足す必要がありますが、浴室なら水場があるので継ぎ足しも楽々。

 

ということで、トイレでするならプチシャワー・セペ。浴室ならネラトンカテーテル。と使い分けるのもありかなあという気になってきました。

 

膣以外も洗浄

さて、SRSでは見落とされがちな気がしますが(そんなことない?)、ちゃんと膣以外も綺麗に保つ必要があります。

わたしが伺ったのは、大陰唇と小陰唇の間に汚れが溜まりやすいので、泡をつけて、ゴシゴシ擦るんじゃなくて指で丁寧に洗って、という洗浄法です。

これもやってみました。

まず全身を洗ったあと、シャワーのベンチに腰掛けて、手にボディソープの泡を取って陰部のあたりに付着させます。そのまま、手探りでこの辺りかなというところを、指の腹を使って優しく丁寧に洗っていきます。

シャワーを直接かけると痛いかもしれないので、一度手に受けるなりして間接的に洗い流していきます。これだけです。

ただこれ、どうしても最初は傷口に直接触る感じが怖くなりますよね。とはいえ意外と大丈夫でもあるので、気にせずやっちゃいましょう。何回かやっているとかなり慣れてきます。と同時に、自分の身体にこんなものが作られたんだ、という感動も味わえますよ。

 

ダイレーション

洗浄までできたので、あとはダイレーションを教えていただけば完了です。

ただ、どうやらダイレーション開始時期は2020年の頃と比べると後ろだおしになったようです。

とりあえず百澤先生の月曜日の回診で、初めて良いか確認しましょう、というお話になりましたが、場合によっては入院中はダイレーションを開始せず、退院後の通院から開始することもあるようです。

患部が腫れ上がって痛いところを無理にダイレーションするよりは良いかと思いますが、ダイレーション自体に興味があるので少し拍子抜けの感は否めません。まあ、とにかく、全ては百澤先生のご判断をお待ちしましょう。